冗談の先の本当

可愛い女の子が好きな貴方、いつもあの子可愛いと言うその瞬間に心がもやもやする。でも、可愛いのは事実だから可愛いねって相槌を打って。うまく笑えているか、素っ気なくないか気にしながら。聞き苦しいから、昨日既読スルーをした。そしたら、怒ってるの?また泣いてるの?って聞かれて。どちらも否定して。でも、お家についてベッドに入ったと言われた時に話す?と問いかけられて迷わず電話した。私が泣いてることだってやっぱりお見通しで、バレてしまうんだなあって。そんな貴方は、あんなに一緒にいる時ちゅーしてるのにわかんないの?って。少し拗ねたように、一言。貴方の気持ちがわからなくて自分に自信のない私にいつも欲しい言葉をくれるの。もう一つ、我が儘ついでに聞いてみた。私に好きだなって思うところある?って。貴方に頭を撫でられると、私は猫みたいに目を瞑る。貴方とお出かけする時、貴方とご飯を食べる時、いつも私がお店を探す。優柔不断な私が頑張ってお店を探して決める。そんな私をかわいいな、好きだなって思ってくれていることさっき初めて聞いたんだよ。泣かない理由がないじゃない。貴方を好きになってよかった、貴方が私のこと好きになってくれてよかった。